Microsoft Advertisingの業務用アカウントは、業務用アカウントと聞いて最初に思い浮かべるものとは違うかもしれません。ユーザー名が「myname@contoso.com」の場合、個人用アカウントにも業務用アカウントにもなり得ます。メール アドレスを見ただけでははっきりしないことがあります。Microsoft Advertisingの認証情報を業務のみで使用している場合でも、この状況ではユーザー名は個人用アカウントとみなされる可能性があります。
ユーザーの大部分は Microsoft アカウントで Microsoft Advertisingにサインインしています。これにはユーザーをさまざまな Microsoft 製品やサービスに接続する単一のユーザー名とパスワードが含まれています。ユーザーが業務で広告アカウントを管理しているだけであっても、各 Microsoft アカウントは個人用として割り当てられます。
ただし、自社の IT 部署が Microsoft Advertisingのようなサード パーティー ツールに保存されているデータといった特定のアセットへのアクセスを制限している場合があります。Microsoft Advertisingでは、Azure Active Directory によって認証された業務用アカウントのみにアクセスを制限できます。Azure Active Directory は Microsoft のクラウドベースの ID とアクセス管理サービスです。ユーザー名と企業アクセスを管理するために世界中で IT 部署が利用しています。
パブリック ドメイン (Gmail、Outlook、Yahoo など) のメール アドレスを使用する小規模ビジネスの場合、この機能を無視し、引き続き個人用アカウントでサインインすることができます。
Microsoft Advertisingへのアクセスに業務用アカウントを求めるメリットはいくつかあります。
仕事用アカウントに切り替えると、第三者のツールへのアクセス権が失われる場合があります。 その場合は、ツールからいったんサインアウトして再度サインインするか、この機能のサポートについてツール提供者にご確認ください。
自身がスーパー管理者で、この機能を有効にしたい場合には、まず自分のユーザー タイプを業務用アカウントに切り替えてから、他のユーザーに業務用アカウントでサインインするよう求めます。機能が有効になると、他のすべてのユーザーが以下に従って業務用アカウントに切り替えるよう促されます。
ユーザー タイプを業務用アカウントから個人用アカウントに戻す必要がある場合には、サポートに連絡してください。使用しているサード パーティーのソフトウェアがまだ業務用アカウントをサポートしていない場合、連絡が必要となる可能性があります。
この機能を有効にするためには、スーパー管理者が既に業務用アカウントでサインインしている必要があります。まだ業務用アカウントでサインインしていない場合には、まずユーザー タイプを業務用アカウントに切り替えてください。
この機能を有効にすると、ユーザーは次回サインインする際に業務用アカウントを確認するよう促されます。ユーザーが Azure Active Directory によって認証されていないメール アドレスを入力すると、そのユーザーはブロックされます。この機能を有効にした後にユーザーを管理する方法については、以下のセクションを参照してください。
この機能を無効にできるのはスーパー管理者のみです。
業務用アカウントによるサインインを求めたときにユーザーが Microsoft Advertisingにアクセスできなくなることを避けるために、注意すべき点がいくつかあります。
[ユーザー] のユーザーのタイル内に “ブロック” と記載されたラベルが表示されています。
ユーザーが業務用アカウントを持っていない場合、業務用アカウントを提供する必要があります。業務用アカウントを持っている場合には、サインインの際に、組織のアカウントまたは個人用アカウントのどちらでサインインを続けたいかを選択するよう促されます。必ず業務用アカウントでサインインするオプションを選択させるようにしてください。
[ユーザー管理] で、各ユーザーの [サインインのアカウント] を確認できます。ここには、ユーザーが個人用アカウント、業務用アカウントのどちらでサインインしているかが記載されています。
ユーザーが [今すぐ切り替え] を選択すると、業務用アカウントでサインインするよう促されます。メモ: 一部のユーザーは認証情報を切り替える際、新しい業務用アカウントを入力する前に、まず個人用アカウントでサインインする必要があるかもしれません。
同じメール アドレスで個人用アカウントを持っているユーザーにとって、業務用アカウントへの切り替えは混乱を招く可能性があります。たとえばサインインの際、ユーザーは業務用アカウントと個人用アカウントのどちらかを選択するよう促されます。
このメッセージを受け取らないようにするには、「別のメール アドレスまたは電話番号を使用してサインインする」のサポート セクションのステップに従って、個人用 Microsoft アカウントのサインインに使用するメール アドレスを変更します。これを行うと、個人用アカウントのサインインの方法が変わりますが、これに関連付けられているデータは一切影響を受けません。
仕事用アカウントに切り替えると、第三者のツールへのアクセス権が失われる場合があります。 その場合は、ツールからいったんサインアウトして再度サインインするか、この機能のサポートについてツール提供者にご確認ください。