Microsoft Advertisingの階層

Microsoft Advertisingの管理者アカウントとアカウントからなる階層がどのように機能するかを説明します。

階層により、Microsoft Advertisingをスケーリングして、どのような規模のビジネスの需要であっても満たすことができます。この機能を使用すれば、ちょうど組織図のように、企業の構造と一致するように Microsoft Advertisingのアカウントを作成し、整理できます。1 つのアカウントから始めて、そこから親アカウントと従属アカウントの階層を構築します。

この機能は代理店や大規模企業向けのもので、キャンペーン、ユーザー、アクセス、請求の管理をより簡単に、一元化して行うことができます。

階層の例

仕組み: 管理者アカウントとアカウントの違い

Microsoft Advertisingのアカウントを初めて登録すると、技術的には以下の 2 つ 1 組のアカウントが作成されます。

  • 管理者アカウントは、階層内の 1 つまたは複数のアカウントのコンテナーです。また、管理者アカウントはほかの管理者アカウントにリンクできます。視覚的には、管理者アカウントはファイル フォルダーと考えることができます。管理者アカウント (MCC とも呼ばれる) は親アカウントであり、複数の子アカウント間で重要な項目を共有できます。共有できる項目には、以下のものがあります。
    • ユーザーとユーザー ロール
    • お支払い方法
    • ユニバーサル イベント トラッキング (UET) タグ
    • リマーケティング リスト
  • アカウントは、広告を直接提供するアカウントです。管理者アカウントとフォルダーのたとえを続けると、アカウントはフォルダー内のファイルと考えることができます。アカウントには以下の項目が含まれます。
    • キャンペーン
    • 広告グループ
    • キーワード
    • 予算
    • アカウント設定 (通貨やタイム ゾーンなどの情報を指定できる)

これら 2 つのアカウント タイプは相補的です。つまり、管理者アカウントには必ずアカウントが少なくとも 1 つ必要で、アカウントには必ず管理者アカウントが必要です。両方が協調することで、単純なものから複雑なものまで、階層を構築するために必要な柔軟性が得られます。このため、家族経営の店舗からグローバルな広告代理店まで、規模を問わず対応できます。

標準の管理者アカウントは、最大で 6 つのアカウントを持つことができます (ただし、特定の条件と最小支出額を満たす広告主様は、この数を超えるアカウントを使用できます)。小規模な企業のほとんどでは、必要なアカウントは 1 つのみです。管理者アカウントとアカウントの両方が必要な理由は、簡単に言えばスケーリングです。

たとえば、大規模な複合企業の広告を管理していると想像してください。企業の組織構成を反映した複数の管理者アカウントを使用してネスト アカウント構造を作成し、最上位から最下位まで各レイヤーを互いにネストさせたいとします。この組織は以下のような序列になるでしょう。

  • 親会社
  • 地理的な大陸
  • 市場
  • ブランド名
  • 商品ライン

これらの各管理者アカウントは、その下位のアカウントを管理下に置きます。また、各管理者アカウントは、その下位に最大で 6 つのアカウントも持つことができます。

管理者アカウントを中央のフォルダーとして使用すると、重要な項目 (たとえば、ユーザー、ユーザー ロール、お支払い方法、ユニバーサル イベント トラッキング (UET) タグやリマーケティング リストなどのキャンペーン リソース) を複数のアカウントで共有できます。また、アカウントを追加する際には、管理者アカウントの中央フォルダーを利用できるので、重複するデータ入力が不要になり、時間と労力の節約になります。

アカウント レベルへと移動すると、そのスペース内のキャンペーン管理に集中できるようになります。アカウントには、キャンペーン、広告グループ、キーワード、予算があります。市場のニーズに合わせてアカウントの設定をカスタマイズすることもできます。アカウントの通貨、タイム ゾーン、お支払いの設定などの項目を指定でき、これらすべてをアカウントごとに異なる値にすることができます。たとえば、カナダ、メキシコ、米国の顧客をビジネスのターゲットにしていて、国別にキャンペーンのパフォーマンスを追跡し、異なる通貨で広告費用を支払う必要がある場合に、この柔軟性が役に立ちます。

管理者アカウントとアカウントを使用する

注意

Microsoft Advertisingの各ページの一番上にあるアカウント セレクターを使用すれば、管理しているどのアカウントにもすぐに移動できます。アカウント セレクターをクリックすると、階層構造内のすべてのアカウントが表示されます。管理者アカウントが管理しているアカウントを表示するには、管理者アカウントの横にある矢印をクリックする必要が生じることがあります。セレクターでいずれかのアカウントをクリックすると、Microsoft Advertisingに表示されるデータと情報が、選択したアカウントのみを反映して適用されるように更新されます。

日常的なキャンペーンの監視と改良の作業は、ほとんどアカウント内で行います。時々、お支払い方法を更新したりユーザーを追加したりする必要が生じることがあり、これらの管理は両方とも全体の管理者アカウントで行います。Microsoft Advertisingに一度サインインすると、管理者アカウントとアカウントの両方にアクセスできるようになります。アカウントを切り替えるために、サインインとサインアウトを繰り返す必要はありません。

管理者アカウントとアカウントの両方に一意の番号が付けられますが、どちらの番号も覚えておく必要はありません。これらの番号は、Microsoft Advertisingの [アカウント] ダッシュボード ページと、各ページの一番上にあるアカウント セレクターの両方に表示されるからです。どちらのタイプの番号にも、固有の目的があります。

管理者アカウント番号は、以下の目的で使用します。

  • サポートへのお問い合わせの際に管理者アカウントを確認する。
  • 複数の管理者アカウントにアクセスできる場合に、マルチユーザー アクセスによってサインインするアカウントを選択する (広告代理店の場合、または広告代理店と共同で Microsoft Advertisingのアカウントを管理している場合に一般的)。
  • 別の管理者アカウントにアクセスするためのリンク リクエストを送信する。

アカウント番号は、以下の目的で使用します。

  • 複数のアカウント間でパフォーマンス データを確認および比較する。
  • 特定のアカウントにドリルダウンする。
  • 請求書類でアカウント別の支出を表示する。
  • 別のアカウントにアクセスするためのリンク リクエストを送信する。

階層を構築する

新規アカウントを作成して、既存の広告アカウントまたは管理者アカウントにリンクすることによって、階層を構築できます。

注意

ほかのユーザーの管理者アカウント内ですべてのアカウントにすでにリンクしている場合は、階層へのアップグレードによってその管理者アカウントにリンクすれば、より高度な制御が可能になります。

管理者アカウント、または管理者アカウント配下の 1 つ以上のアカウントにリンクするには、管理者アカウント番号、またはリンクする任意のアカウントのアカウント番号が必要です。その番号を入手するには、アカウント所有者に尋ねるのが最も簡単です。

  1. 上部のメニューから、[ツール] > [アカウント] > [アカウントの概要] > [Management] (管理) を選択します。
  2. テーブルの上で、[Link to accounts] (アカウントにリンク) を選択します。
  3. [Enter Account IDs] (アカウント ID を入力) の下で、管理者アカウントにリンクするか、1 つ以上のアカウントにリンクするかを選択します。
  4. 表示されるスペースに、管理者アカウント番号を入力するか、20 個までのアカウント番号を入力して、[次へ] を選択します。
  5. [Linking details] (リンクの詳細) で、リンクの [Start date] (開始日) を設定し、[Standard] (標準) または [Administrative] (管理) のどちらのアクセス許可を設定するか選択して、[次へ] を選択します。
  6. [Review details] (詳細の確認) で、詳細が正しいことを確認します。
  7. [Send request] (リクエストの送信) を選択します。
  8. リクエストの状況を確認するには、[アカウントの概要] ページに進み、[リクエスト] タブを選択して、[Sent] (送信済み) を選択します。

共有ライブラリ: UET タグとリマーケティング リスト

以前は分離していた管理者アカウントをリンクできるようになったことで、共有ライブラリ内の項目の共有範囲が拡大されるメリットがあります。UET タグとリマーケティング リストを新規に作成でき、既存の UET タグとリマーケティング リストを複数のアカウント間で共有できるので、コンバージョン トラッキングとオーディエンスの管理が簡単になります。

 
既存の UET タグを管理するexpando image

上部のメニューから、[ツール] > [UET タグ] を選択します。選択した管理者アカウントで使用できる、すべての UET タグが表示されます。

  • UET タグの所有者、共有範囲、使用者を UET タグ テーブルで確認できます。
  • UET タグの所有者であるか、所有者の管理者およびスーパー管理者ユーザーである場合は、[アクション] 列の [Manage scope] (範囲の管理) をクリックして、既存の UET タグを共有できます。

[Manage tag scope] (タグ範囲の管理) ペインが開き、このタグを使用したい階層内のアカウントをオンまたはオフにすることができます。UET タグの所有者はオフにできないことに注意してください。

UET の詳細については、こちらをご覧ください。

既存のリマーケティング リストを管理するexpando image

上部のメニューで [ツール]、[オーディエンス] の順に選択します。 選択した管理者アカウントで使用できる、すべてのリマーケティング リストが表示されます。

 
  • リマーケティング リストの所有者、共有範囲、使用者をオーディエンス テーブルで確認できます。
  • リマーケティング リストの所有者であるか、所有者の管理者およびスーパー管理者ユーザーである場合は、[Edit] (編集) を選択して既存のリストを共有できます。

ペインが開き、このリマーケティング リストを使用したい階層内のアカウントをオンまたはオフにすることができます。リマーケティング リストの所有者、またはその管理者アカウントの配下に作成されたアカウントはオフにできないことに注意してください。

リマーケティングの詳細については、こちらをご覧ください。

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