広告を掲載可能にするには、まずキャンペーンの予算とキーワード入札単価を設定する必要があります。予算により、キャンペーンに支出したい金額を Microsoft Advertisingに指示します。1 日の予算を設定でき、その予算に達すると Microsoft Advertisingは翌日まで広告の表示を停止します。予算を常に把握して、広告費用をしっかりと管理しましょう。
Microsoft Advertisingでは、以下の 2 種類の予算から選択できます。
説明: Microsoft Advertisingでは、キャンペーンでターゲティングする商品やサービス、および対応するユーザー検索の 1 日間の提供状況に基づいて、最適化されたパフォーマンスが得られるように支出を調整できます。
使用する理由: このオプションは、予算が限られていて、広告が一日中均等に表示されるようにしたい場合に最適です。これにより、広告が午前中に一挙に表示されて、1 日の限られた予算を早い時間に使い切ってしまうことがなくなります。また、予算を毎日監視して、予算が最大限に活用されるように必要に応じて調整を加えることもできるようになります。
説明: 日額 - 標準の予算と同じですが、共有ライブラリ内の複数のキャンペーンにわたって予算が共有されます。
使用する理由: 共有予算では、Microsoft Advertisingが複数のキャンペーンにわたって予算の支出方法を自動的に調整するので、ROI の向上につながります。
1 日の予算の設定は目標に過ぎないので、実際の支出額は予算を上回ったり下回ったりする可能性があります。これは、Microsoft Advertisingが常に月単位で予算を計算しており、実際の予算の限度は月全体を対象に計算されるからです。日額予算の種類は、予算を月全体にわたって分散し、初日に使い切らないようにするために役立ちます。
共有予算の詳細については、次のページをご覧ください。 複数のキャンペーンの予算を共有
クリック単価 (PPC) は、顧客が広告をクリックするたびに広告主様が支払う最大金額です。一般に、入札単価が高ければ、検索結果ページでより有利な位置に広告が表示されるようになります。
入札単価オプションは、既定の入札単価とカスタム入札単価の 2 種類から選択できます。キーワードに入札する際には、広告グループの既定の入札単価を使用することも、カスタム入札単価を入力することもできます。
キーワードのカスタム入札単価は、その特定のキーワードについて、広告グループの既定の入札単価よりも優先されます。カスタム入札単価を使用すれば、最も有益なキーワードに時間と資金を集中させることができますが、個々の入札単価の管理に時間をかける必要があります。
入札単価調整を設定すると、広告を表示するタイミングと場所をさらに詳細に制御できます。入札単価調整は、ターゲットにする要素やユーザーに応じて入札単価を増減させます。特定のユーザー属性、地域、日付、または時刻に合わせて、最も重要な顧客をターゲットとして入札単価調整を行うことができます。これにより、コンバージョン率の向上と、キャンペーン全体の投資収益率 (ROI) の改善につなげることができます。入札単価調整を設定する方法の詳細については、「入札単価を調整して適切な顧客をターゲットとする方法」をご覧ください。