Microsoft Advertisingは、特定の国や地域において付加価値税の徴収が義務付けられており、そのためすべての広告主は各アカウントの事業拠点を申告する必要があります。
すべての Microsoft Advertisingのお客様は各アカウントについて事業拠点が提出されている必要があります。事業拠点は広告主の会社が法律上登録されている国や地域です。広告費に対し付加価値税が課税されるかは、お客様の事業拠点がある場所と、税務登録の状況によって決まります。たとえば、事業拠点が付加価値税の会計上の支払義務がある場所にあれば、VAT 登録番号を入力する必要があります。VAT 登録番号が提出されていない場合、Microsoft Advertisingはほとんどのケースで付加価値税を課税します。付加価値税は課税地域の税率に基づいて課税されます。
Microsoft Advertisingは、ヨーロッパ、中近東、アフリカ、アジア太平洋地域の広告顧客との取引の方法を現在変更中です。これらの地域の顧客には、今後 Microsoft Ireland Operations Ltd.から請求があります。(以前、ヨーロッパ、中近東、アフリカの Microsoft Advertisingの顧客には Microsoft Online, Inc. から請求がありました) 請求会社が欧州連合内にあるため、Microsoft Advertising広告サービスの購入はいくつかの事業拠点で付加価値税の対象となります。
次の 3 つの国または地域の 1 つに事業拠点がある場合には、Microsoft Advertisingは VAT の免税証明書を提出しない限り、課税地域の現在の税率で VAT が課税されます。
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次の国または地域の 1 つに事業拠点があり、VAT 登録番号が提出されていれば、Microsoft Advertisingは付加価値税を課税しません。(請求書や明細書にはリバースチャージ 0% の付加価値税が表示されます。) VAT 登録番号が提出されていない場合、Microsoft Advertisingは課税地域の現在の税率で付加価値税が課税されます。VAT の免税証明書が提出されていれば、Microsoft Advertisingは付加価値税は課税されません。
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*これらの国や地域は、一部の地域で付加価値税が免税となっています。この免税は申告された事業拠点をもとに判断します。
各国や地域の税に関する詳細情報は、税や VAT に関する情報 をご覧ください。
Microsoft Advertisingは現在、オーストラリア、ブラジル、インドで広告費に対して課税しています。これらの国や地域は今回の変更による影響を受けません。これらの国や地域、またその他の国や地域に関する税の情報は、税や VAT に関する情報 をご覧ください。
Microsoft Advertisingに事業拠点が登録されていない場合、サインインの際に追加するようダイアログが表示されます。
ヨーロッパ、中近東、アフリカ、アジア太平洋地域の顧客は、Microsoft Ireland Operations Ltd. がすべての請求書類 (請求書、明細書、訂正票、払戻票) に責任を負い、支払いはすべて Microsoft Ireland Operations Ltd. に対して行われる必要があります。明細書または請求書が 2 通発行されることがあります。1 通は Microsoft Online, Inc. からで、未払いの請求を清算するためのものです。もう 1 通は、Microsoft Ireland Operations Ltd. からで、その月の残りの期間に生じた請求についてです。後払い基準額アカウントの場合、Microsoft Online, Inc. から Microsoft Ireland Operations Ltd.への移行時にクレジットカードへの請求があるかもしれません。この請求により、何らかの未払いの請求金額がある場合は清算されます。明細書と請求書に、適用される VAT 税額が表示されます。
以下はその他のよくある質問です。
付加価値税または VAT は、欧州連合とその他の国において消費された商品やサービスに課される消費税です。VAT は販売された商品やサービスの価格の割合として顧客に課税されます。徴収された VAT は所管の税務署に送られます。
VAT 登録番号 (VAT 識別番号とも言います) は、必要に応じて、VAT を現地の税務署に直接支払う登録をした企業を識別するものです。VAT 登録番号を入力後、確認に 3 日ほどかかります。VAT 登録番号の確認で問題が発生した場合、Microsoft 広告に通知が行きます。
国や地域 | VAT 登録番号の形式 |
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オーストリア、ベルギー、ブルガリア、キプロス、チェコ共和国、ドイツ、デンマーク、エストニア、ギリシャ、スペイン、フィンランド、フランス、英国、クロアチア、ハンガリー、アイルランド、イタリア、リトアニア、ルクセンブルグ、ラトビア、マルタ、モナコ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スウェーデン、スロベニア、スロバキア |
各国や地域に固有の 2 文字から始まり、その後に最大 12 桁の数字または文字が続く |
ハンガリー | 登録番号は必ず以下の形式とする:HUXXXXXXXX (HU の後に 8 桁の数字) |
リヒテンシュタイン | 登録番号は必ず以下の形式とする:LIXXXXX または XXXXX (両方の形式が使われており、LI はオプション、数字は 5 桁) |
ナイジェリア | 登録番号は必ず以下の形式とする:XXXXXXXX-0001 (8 桁の数字の後に –0001 が続く) |
ポルトガル | 登録番号は必ず以下の形式とする:PTXXXXXXXXX (PT の後に 9 桁の数字) |
セルビア | 9 または 13 桁の数字。最初の 8 桁または 12 桁が実際の ID 番号、最後の桁は ISO 7064, MOD 11-10 に従って計算されたチェックサム数字 |
スイス | CHE + 9 桁の数字 + TVA、MWST、または IVA (例:CHE-123.456.788 TVA)最後の数字は、重みをつけたパターンを用いて作成された MOD11 のチェックサム数字:5,4,3,2,7,6,5,4. |
タイ | 登録番号は必ず以下の形式とする:13 桁の数字 |
VAT 免税証明書は、ある会社を VAT の支払が免除された組織 (たとえば、登録された慈善団体) として識別する書類です。
VAT が免税である場合は、アカウント マネージャーまたはカスタマーサポートに連絡してください。VAT 免税証明書の電子ファイル (PDF、JPG、PNG) を登録する必要があります。VAT 免税証明はレビュー プロセスを経る必要があり、これは 1 週間ほどかかる場合があります。
事業拠点はクライアントのものを提出してください (広告代理店の顧客)。適用される場合には、VAT 登録番号と VAT 免税証明書もクライアントのものが必要です。
メモ:インドを拠点とする広告代理店でクライアントの代理で広告の掲載と支払をする場合、請求書類に正しく反映されるように、代理店のビジネス情報を入力するようにしてください。
すでに VAT 登録番号を提出済みの場合、VAT 登録番号が登録されており、毎月の請求書、明細書、信用メモの小計欄に VAT 0% でリバースチャージが表示されます。
VAT 登録番号を未提出の場合、小計欄に VAT の税率が表示され、アカウントに請求されます。VAT 税率は課税地域の現在の税率に基づきます。
VAT 免税証明書を提出済みの場合、請求書または明細書には、証明書が登録済み であり VAT 税率が 0% であることが表示されます。
Microsoft Online, Inc., から Microsoft Ireland Operations Ltd., への移行後は、毎月の請求書と明細書は Microsoft Ireland Operations Ltd. から発行されます。新しい支払指示が請求書に表示されます。
毎月の請求書が発行されているお客様は、ほとんどの場合、Microsoft のシステム上に、事業拠点と、該当する場合には VAT の情報が記録されています。また、お客様自身または社内の別のどなたかが、アカウント マネージャーか別の Microsoft Advertisingチームメンバーにすでに連絡し、事業拠点を Microsoft のシステムに登録している可能性もあります。こうしたケースでは、ログインの際に入力のリクエストは表示されません。
毎月の請求書が発行されており、事業拠点の変更の必要がある場合、アカウント マネージャーに連絡してください。
担当のアカウント マネージャーがいる場合には、その担当者に連絡してください。または、サポートに問い合わせ に連絡してください。